TALE7 『僕だけの人形』

さぁて早速買ってきましたヤングジャンプ47号。
深夜時間に他所のコンビニ行くなんて初めてだ。


ただ今回は、2chで軽くネタバレを食らった挙句、その詳細が気になってたまらなくなり結局全貌を知ってしまったんですよね。
それだけ実際にストーリーを読んでの感動というものは若干薄れてしまいましたが・・・。
もう発売1週間前はローゼンスレは見ないと誓います。


以下ネタバレや考察




トビラ絵は今回もカラー。毎度毎度ほんとお疲れ様です先生。
ステンドグラス風デザインの雪華綺晶です。


まずは「まいた世界」の中学生ジュンから。
中ジュンから大ジュンにはメールが送れないのに、なぜか大ジュンからはメールが一方的に帰ってくる。
この状況に中ジュンは不安と危機感を隠しきれません。
「アイツ(大ジュン)から届くメールも本物かどうか・・・」と完全に疑心暗鬼です。


そして中ジュンがいるこのパソコンに埋もれた空間。
どうやら中ジュンはここに閉じ込められているのだとか。となるとこれもきらきーの攻撃?
でもジュンは真紅から契約を破棄されたおかげで、きらきーからの攻撃対象にはならないはずだけど・・・。
「そりゃ僕はヒキコモリかもしれないけど、一方的に閉じ込められるのは不快なんだ」と、思わず不満をこぼす中ジュン。
「アイツ、ちゃんと真紅とうまくやってるかなぁ・・・」という中ジュンの心配をよそに、
寝ずにドール製作に励む大ジュンがちょっとだけカットイン。


ここからの中ジュンの説明で、今までの謎が多少明らかになってきます。
まず「少女のつくり方」は、中ジュンが真紅の器を作らせるために送ったものであること。
具体的にどういう風にパーツを送っていったかはまだ不明ですが。
ただ、現在大ジュンが製作に没頭している「新・少女のつくり方」については中ジュンも全く知らない様子。
①「大ジュンからのメールはニセモノ」
②「大ジュンに届いているメールと人形パーツがニセモノ」
と、中ジュンは思考を巡らせます。


と、ここでジュンのパソコンに着信。
送信者名「みっちゃん会社」・・・みっちゃんさんキタ━(゚∀゚)━!!!
現在中ジュンが連絡をとれるのは彼女とだけなのだそう。
今の危機的状況における唯一の相談相手ということですね。
彼女も「(上記で言う)②じゃないかな」という意見。
ここでさらに金糸雀についての説明もされます。
雪華綺晶に捕われた真紅たちを救いに中ジュンと共にnのフィールドに進入し、
あらゆる場面で中ジュンを助け、きらきーから逃れて今の空間に隠してくれた。
みっちゃんと連絡がとれているのも金糸雀のおかげ・・・と。
カナすっげえええええええ!!!!
なにこれwwww急に出来る子wwwwwww
YJからローゼンに入った人は、まさか彼女がアホキャラであるとは思うまい。
今の彼女ならローゼンメイデン一の頭脳派を名乗っても異存無いレベル。
回想シーンでの金糸雀がかなり(あ)カワイイ。


そもそも、あの「少女のつくり方」というのはラプラスの魔の手引きによるものらしいです。
「新・少女のつくり方」について中ジュンは「まさかアイツ(ラプラスの魔)が・・・?」。
ここで大ジュンが作っているドールは罠であるということが明らかにされました。
ラプラスの魔はあくまでアリスゲームの傍観者であり、
今までも「第三者的視点から見てアリスゲームを面白くするため」にいろいろ動いているようにしか見えないんですよね。
だとすればラプラスの魔が新たな展開を望んで、「新・少女のつくり方」を送ったという可能性も十分ありえると思います。


さて、一方の大ジュンは。
「僕だけの人形・・・」と狂人のごとくつぶやきながらドール作成に夢中。
そんな中、窓際からクスクスと笑い声。
「ああ、なんだ。お前いたの?」という大ジュンの視線の先には銀様!銀様! 銀様が登場するシーンではいつも緊張します。
銀様「隠れてこっそり2人目の女を作るなんて、真紅が知ったらどうするかしらね」
『2人目の女を作る』と聞くとなんか違う意味に聞こえるよ!
銀様はこのことを真紅に黙っておく代わりに、大ジュンに媒介になれと要求。
なん・・・だと・・・?
媒介になる・・・ということは契約を交わすということ・・・?
銀様は「契約って意味じゃなくってよ」と仰っていますが、契約交わさずに力を得るってのは可能なのでしょうか。
確かに銀様に限っては契約に関係なく人間の力を奪えるという能力を有していますが、
大ジュンに了承を得ようとしている以上、契約を交わすというようにしか思えません。
ダメだ銀様・・・!私の最も恐れる「ジュンと銀様の関係の進展」だけは・・・!!
大ジュンは「今度からちゃんと鞄で寝る」「僕の邪魔はするな」という条件の上で、銀様に力を貸すことを承諾。
銀様がすぐ近くにいるというのに目を合わせるどころか背を向けっぱなしな大ジュンの神経を疑わざるを得ない一方、
一連のくだりの最後のコマの銀様のかわいさといったらもうっ・・・!即メッセアイコン化決定。


シーン変わってバイト先。
もう少しで上がれるというところで、なにやら斉藤さんと店長が揉めてます。
店長曰く、斉藤さんが売り上げ入力の操作ミス連発。お前(大ジュン)も残れな^^とのこと。
斉藤さんは「まさかそんなミスは・・・」とにわかには信じられない様子。
桜田くんは関係ないじゃないですか」と主張する一方で「バイトのミスはバイトの連帯責任」とする店長。
寝不足の大ジュンは「(くだらないな・・・全部どうだっていいよ・・・)」とダークモード全開。
大ジュン「斉藤さんじゃないと思いますよ。売り上げ数数えたのは斉藤さんだけど、打ち込んだのは店長だと思います。
直後に僕PC触ってますけどカナ入力になってました。僕と斉藤さんはローマ字入力なんで・・・」
店長ざまぁぁああああ^^^^^^^^^^^^^^
店長がいろいろうろたえる一方でダーク大ジュンは「クソめんどーなんでとっとと直しましょう」と一発。
斉藤さんも店長も呆気にとられ思わずデフォルメ絵。
大ジュンは以前店長に仕事で怒られたことがあり、それをきっかけに独自に在庫の記録を付けていたのだとか。
おかげであっさりと問題解決。完全に想定外の状況に店長カワイソス^^
以前ケチョンケチョンに言い倒した大ジュンによって〜となってはさぞかし気分も悪かろうて。


有言実行、本当にとっとと仕事を終わらせた大ジュンはまた斉藤さんとの関係がいい感じに。
斉藤さん「ジュン君てホントすごいよ、親切だし優しいし・・・」。
これが大学サボりまくって日々やることもなくダラダラ生きていた人間の行き着くところかね?
だったらそろそろ私にもこういう異性がいてくれていいと思うんだけど?
こんだけフラグビンビンな中、大ジュンは早くドールを完成させたいという気持ち+「ミラクルなんてねーから」という店長の言葉が頭から離れず、
「(どうでもいい)」として「前も今日も僕はただ早く帰りたかっただけだから。巻き添え食うのも嫌だったし、劇団のことは単なる下心だったし」と冷たい返事を返すだけ。
あーあこりゃフラグばっきばきだわと思ったら斉藤さん「い・・・いい人だね・・・」と意外な発言。
「帰りたかったなら店長みたいに先に帰れたわけだし、そうしない時点でそれはもういい人だよね」
前の劇団での仕事ぶりも斉藤兄から評価されたらしく、結果的に大ジュンは「下心いじょーに頼りがいがあって優しい人だと思うよ」という結論に。斉藤さんのまぶしい笑顔付き。
ああああああもうこの一言で確実に斉藤さんは大ジュンのここ好きだよね。
中学生でも大学生でも、やはりジュン氏ねという私の気持ちは揺るぎません。


やっとバイト先から帰ってこれたところで真紅さん登場。
「帰ってきてからボーッとしてるわね。ナイトティーはどうしたのかしら」
「ハイハイ・・・」
「貴方・・・水銀燈に何か言った?」
「・・・いや・・・別に何も?カモミールでよかったよな」
「ドールの扱いが上手いのはどちらも同じね・・・」
さて、なにかいろいろ引っかかる最後の真紅のセリフ。
大ジュンが紅茶の種類を心得てきたことに対するセリフなら全く問題はありません。
ただその前にある「水銀燈に何か言った?」というセリフ。
ここから察するに、銀様になにか心情的変化があったと見ていい。
それを踏まえた上での「ドールの扱いが上手い・・・」というセリフは、
銀様と大ジュンの関係について良好な変化があったようでうわああああああああ!!!!
夜中に大ジュンが人形作成に勤しんでいる際ずっと銀様は窓辺でその様を見つめているようで、
本当に大ジュンとの関係が良くなっているような気がする。やめてくれ。


斉藤さんとの先の一件があったにも関わらず相変わらず大ジュンは劇団に顔を出し、衣装監督兼大道具の仕事。
そんなこんなで「新・少女のつくり方」は完成に近づいていきます。


劇団のパンフレットを見て「いよいよ明日公演なのね」と真紅さん。
「ジュンはどんな役なのかしら」
「アホか・・・僕は裏方だよ」
「あらそう、残念ね」
真紅をアホ呼ばわりキター。


真紅が寝静まり、交代するように銀様登場。
2人が休戦協定を結んで以降の絡みがあまり出てきてないあたり、やはり銀様は真紅を避けてるのだろうか。
個人的にはもっと2人の絡みが見たかったと、ちょっと残念ではありますが。


残りは頭部だけとなった「新・少女のつくり方」。
大ジュンがシャワーに入っている間に銀様は新ドールをまじまじと観察。
このシーンでドールの裸体全身が映ります。
ここでドールの股間に縦の割れ目が確認されたことで2chは異様な盛り上がり。
銀様「・・・!?この刻印・・・このナンバー・・・この子は・・・」
ええっ!?なんなの銀様!?
「ふふ・・・うふふ・・・すてきなからだ・・・私の2つめのおうち・・・。
もうすぐよお姉様がた。もうすぐそちらに参ります」
きらきーキタ━(゚∀゚)━!!!
大ジュン「あと・・・ちょっと 僕だけの、人形・・・」


糸冬了。


大ジュンはすっかりダークサイドですねぇ。今回は始終目にくまが耐えなかった。
「私の2つめのおうち」・・・1つめのおうちは雛苺ですよね。
銀様と真紅はこの「可能性を無くした世界」に。
金糸雀は中ジュンの世界で奮闘中。
蒼星石は既にアリスゲームリタイアとなると、
やはり今大ジュンが作っているドールは翠星石ということになるのでしょうか。
新ドール登場という可能性はまぁ無いでしょう。
「新・少女のつくり方」のパッケージにも翠星石のレースを思わせるデザインがありましたし。
ということはアレは翠星石の裸体ということに・・・?
スレでは雛苺復活説やあれはきらきーのまんまん説などいろいろ論議を醸しております。


みっちゃんは普通に会社に勤めながら中ジュンとメールをやりとりしていますが、
きらきーからの攻撃は大丈夫なのでしょうか?
金糸雀が頑張ってくれてるのですかね。今回で金糸雀株急上昇だよ。


真紅が「あと6日・・・」と言ってた日からだいぶ日にちがたったように思えます。
ちょっとここらで整理してみますか。
銀様と衝突したあとで「あと6日」となると、
休戦協定を結び、罠メールが来た日で「あと5日」。
「新・少女のつくり方」第2、3号が届き、製作にとりかかった日で「あと4日」。
今回の話で3日ぐらい経過したから、もう残り1日そこらじゃね?
真紅にいまいち焦りが感じられないのが妙です。
銀様は大ジュンが真紅に隠れてドールを作っていることについて「面白そう」と仰ってますが、
彼女としてもそんなに余裕のある事態なのでしょうか。


さて、個人的に今回で一番の問題として取り上げるべきは銀様とジュンの関係について。
個人的に、銀様がジュンとくっついてしまうという事態は一番忌むべき展開なのです。
同人誌などでは当然のように銀×ジュンが繰り広げられてますが、なぜそうなるんだと。
中ジュンの「君は壊れない!」の一件から判断しているのでしょうか?あまりに軽率な気がする。
まぁ同人でやるならサークルの好き勝手な話だし、最悪見なけりゃいいのですが、
桃種先生の下で公式にくっつかれるとそれはもう認めざるを得ないわけで。たまったもんじゃない。
2人に関しては淡白な関係であって欲しいと願うところ。


っていうかほんと、力の供給源を求めるならなぜ私の元にいらっしゃらないのかと。
日々体力は有り余ってるわけだし・・・乳酸菌飲料も欠かさず飲んでるし・・・アニメ設定だけど・・・。


次回は11/27に掲載予定!