百合作品紹介・レビュー

百合最高や！男なんて最初っから（ｒｙ
己の百合趣味を自覚してからというもの完全に没頭し、貪るように百合作品を求めております。
今回は最近読んだ百合漫画を、独断での評価を交えてご紹介したいと思います。

教艦ASTRO 1 (まんがタイムKRコミックス)

既刊1巻
評価：★★★☆☆
男キャラ：有り

高校を舞台にしたありがちな学園4コマと見せかけて、メインの登場キャラクターはみな教師というちょっと異色な作品です。個性豊かな先生たちが繰り広げるドタバタコメディーといったところでしょうか。ちなみに、ASTROとはAsashio Sogo Teachers' ROomの略です。
一応「百合漫画」という触れ込みがあったから読み始めたのですが、実際百合趣味があるのは烏丸先生だけで、他にも百合を匂わせる描写はあれど決して百合がメインではありません。むしろ100%の百合を期待している方はご注意ください。ヘテロネタもしょっちゅうですので。
男キャラののさばりようが大きなマイナスポイントではありますが、ギャグ漫画としては普通に楽しめた点、烏丸先生の愛らしさに免じてこの評価です。
続きが読みたいところですが、現在かなり長いこと休載されているようで・・・。

スズナリ! (1) (まんがタイムKRコミックス)

全2巻
評価：★★★★★
男キャラ：有り（ギャグ要員。恋愛沙汰には絡まないのでご安心を。）

これは非常に良かったです。ラストは正直泣きました。
「ある日突然、出来た妹は・・・・・・なんとネコミミでした――。」　主人公・楓と、その妹・鈴の姉妹百合ギャグ学園4コマです。姉妹百合＝ハンバーグカレーの法則。
鈴は楓のことが好きで好きでたまらなくていつもベッタリ、一方の楓は表面上では嫌がりながらも実は満更でもない、というほのぼのとした日常を描いています。
ただ、以上に述べたような「トンデモ設定漫画」というだけなら、ここまで評価は上がりませんでした。
楽しい日々を描く合間合間に何か転機を思わせる伏線が張られていく、切なさと笑いの絶妙のバランス感。そしてその伏線が最後に回収されたときのカタルシス。ただの「トンデモ設定」に終わらせていないんですよね。最後まで読んだ後にちょっと戻って読み返すと「あー、上手いなー」と思えます。
愛くるしい鈴をはじめとする取っ付きやすい萌え絵や小気味良いギャグで「楽に読めるな〜」なんて思ってたら最後に度肝を抜かれる、そんな作品です。
2巻で完結という短い話ですが、この作品はこれぐらいの長さが適当だと言えましょう。間延びすることなく、いい形でエンディングを迎えられているかと思います。

落花流水 (1) (まんがタイムKRコミックス)

既刊4巻
評価：★★★★☆
男キャラ：有り（ギャグ要員の安心キャラ）

女子高の弓道部のメンバー＋パッと見幼女な顧問が繰り広げる百合ギャグ4コマ。
主な登場人物のうち百合趣味なのは秋穂1人だけでしたが、途中から加わった新キャラ・暁と夕の2人がうっはうっはです。相思相愛です、まさに落花流水です。
ともあれ、やはり基本はギャグ漫画。ところどころマニアックなネタ、ネットネタ、ちょっと考えないと分からないシュールなネタなどあり、とにかくオチが上手いなという印象ですね。
安定した面白みと愛せるキャラたち、特に主だったストーリーもないので楽に読める作品です。

ささめきこと 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

既刊4巻
評価：★★★★★
男キャラ：有り

アニメ化が決定している作品です。
これはすごい。心に来る作品ですね。
主人公・村雨純夏とヒロイン(?)・風間汐のラブストーリー。メインの2人の関係の進展、その2人を取り囲む友人たち、たまに愛憎まみえる百合三角関係などお楽しみ要素盛りだくさんです。
ギャグ要素も多分にあるのですが、基本は恋愛モノだと思います。今まで読んできたものとは違い、百合を単なるギャグにしていないというか、女の子同士の本気の恋愛が描かれています。
主立って出てくる男キャラは1人だけですが、個人的にはまるで問題ありませんね。むしろ、これはこれで・・・！
切ないシーンのドキドキ具合が半端じゃないです。思い返して見れば、恋愛恋愛した漫画を読むのってこれが始めてかもしれない＾＾

嗚呼、女の子同士はなぜこれほどまでに美し（ｒｙ　ほんと絵になｒ（ｒｙ　心のオアシｓ（ｒｙ