TALE17 『過去・現在・未来』

絶対に買いそびれてはいけない号ですので、忘れないうちに早朝に買ってきました。




先日の記事にも書きました通り、扉絵は銀様。コミックス2巻の表紙絵と同じイラストです。美し(ry
「第2ドール 水銀燈」はコラではなくマジ物でした。


さて、やっと中学生ジュン(以下、中ジュン)と対面した大学生ジュン(以下、大ジュン)。
出会って早々、「ふぅん」「へーぇ・・・」と大ジュンをマジマジとみつめる中ジュン。
中ジュン「髪染めたとか浮かれた事聞いてどうなってるかと思ったけど、まぁマシってレベルかな・・・不満は残るけど」
確実に生意気さに磨きがかかってるよねこれ^^^ ほとんど言われるがままになっている大ジュンもヘタレすぎる。


さっきからずっと見えてるのに突然大ジュンの背に隠れ出し、その姿を捉えようとする大ジュンに対し「どうやら見つけられてしまったかしら」とのたまうなど、いきなり奇行に走る金糸雀
金糸雀泣く子も黙る乙女番長ローゼンメイデン第二ドール!」
あれ?第二ドールは銀様じゃなかったんですか(笑)
真紅からおよそ金糸雀のことは聞かされていたようで、金糸雀の自己紹介より先に名前や素性をペラペラと大ジュンに喋られてしまいます。YJ版でも金糸雀のポジションは変わらずか^^


で、今ジュンたちがいるここはどこだ?って話に。
中ジュン「ここは・・・第0(ゼロ)世界」
うは^^中二^^^
nのフィールドとは若干違う世界で、別の世界から見た現実世界、大ジュンの視点から見た大ジュンの世界(まかなかった世界)であると。イミフ。
中ジュンのときと同じく、暗闇の中に文字が浮かんでる世界なのですが、大ジュンの世界はどんどん文字が消えていき、真っ暗になってしまいます。
金糸雀曰く、「お先真っ暗」という事らしい^^


しばらくその暗い世界に立ち尽くしていると、光が近づいてきます。
その光の中には斉藤さんたちの舞台の続きが映っているのですが、衣装が違う・人形が真紅じゃないなどおかしい点が。
中ジュン「そうか・・・『まかなかった世界』はもうひとつ新たに選択をした。『まかなかったジュンがいない世界』を選んだんだ。つまり、お前(大ジュン)にはもうあの世界に居場所はない。行き場所をなくしたお前はここにずっと留まり続けることになる」
なんか大変な展開になってまいりましたよ。


愕然とする大ジュンを前に、「まあ、あせるなよ。時間ならある。ちょっと話そうぜ」と座り込む中ジュン。異様に落ち着き払ってます。
自分を自分としてはっきりさせないと出られなくなる世界なので、話しながら解決していこうということのようです。
昔の自分相手に話すことが見つけられない大ジュンに、中ジュンから「大学に行くってどんな感じ?」と話を振られます。
「今の僕からは想像もつかない」とある種の敬意をもつ中ジュンに対し、「そんな大したことじゃない」とネガティブに話を進めてしまう大ジュン。
話を聞いていくうち「やっぱそんなもんなのか、大学なんて・・・」とガッカリした表情を見せる中ジュンに、大ジュンはハッとします。「(中学の自分にこんな話がしたかったのか?)」。


中学生の頃の自分を思い返し、突然「違う・・・っ!違うんだ!」と中ジュンの肩を掴み、力説し始めます。
「お前のおかげで変わりつつあるんだ!」と語っていくうちに、いろいろと気付き始める大ジュン。全ては自分で勝手に線を引いていただけだったと。
その瞬間、第0世界が砕け、明るい世界が広がります。
真紅「気づこうとさえすれば、誰の手にも無限に、世界は選び取れるのだわ」
見開きの良いシーンで「〜のだわ」と言われるとズッコケそうになりますが。


ついに大ジュンが完全に覚醒したみたいですね。
「ありがとう。僕、もう行けそうだ」と目から輝かしい光を放つ大ジュン。もはや別人。
大ジュン「さよならだ、中学生の頃の僕。次は未来でまた会おうな」
なんて清清しいEnd。いい最終回だっ(ry
それにしても大ジュンがイケメンすぎるんですが。そして金糸雀が完全に空気である。


今回は心理的、内面的な描写が主でしたね。桃種先生の本領発揮といったところでしょうか。
なんだかんだボロクソ言いながらもジュンを他人だと見きれないところがあるので、こういう話も面白かったです。
次回は10/8掲載予定!



さて、早いものでもう明後日にローゼンメイデン2巻と画集「Rozen Maiden」が発売されるわけですが、先ほどAmazonで注文しようとしたら、画集の方は予約数の在庫切れかな?注文可能になったらメールで知らせますということになっとります。
うわぁああ踏み切るのが遅かったか!店頭購入特典の情報もほとんどないあたり、やはりローゼン系で特典は付かないですか。まぁそれならそれで一向に構いませんが!