TALE6 『記憶』

今月の話と新装版6巻についてのネタバレ


今月もトビラはカラー。毎月お疲れ様です桃種先生。
無意識の海に漂うような真紅。右に中ジュン、左に大ジュン。


さて、届いたメールに後押しされて、自分だけのドールを作ろうと、
新・少女のつくり方を開封してしまう大ジュン。
気になる中身は、連載直前に読みきりとして掲載された、あの「少女のつくり方」です。
どんどん届く中ジュンからのメール。
「自分だけのドールを作れば世界を変えられる」と言われた大ジュンは、
いよいよドールの作成に着手します。もちろん、真紅には秘密で。
この妙なほど頼もしい中ジュンからのメール、ケータイに絡みつく白いいばら。
察しの良い方はもうお気付きでしょうが、これは十中八九雪華綺晶からの罠メールですわな。


翌日。
真紅のお茶の用意を済ませてとっととバイトへ出る大ジュン。
結局ネコデザインのティーポット使ってるのね真紅さん^^
そんな一方で我らが銀様は気を失っておられるわけですよ。
原因は長い間鞄の中で眠れなかったということ。なんと美しい寝顔か。
今はやむなしということで、真紅は自分の鞄を使わせてあげることに。
普段真紅が寝ているベッド(鞄)で銀様が寝てるというこのシチュ・・・!


舞台変わってバイト先。
劇団のことを喋り捲る斉藤さんに対し、
徹夜でドール作りに勤しんだ大ジュンは上の空。
真紅に隠れてドールを作っていること、
真紅に自分の世界の可能性を否定されたこと、
前回の店長とのやりとりから、かなりネガティブになっています。
心境は中ジュンと同じです。斉藤さんからも心配される始末。


本屋のバックヤードに戻ると少女のつくり方3号。
家に帰ってくると4号が届いていたというハイスピードぶり。
ここで中ジュンから「時間がないから急いで作ってくれ」とのメール。
まぁきらきーメールですわな。
「もうこんな世界はたくさんだ」と、ジュンの回想シーンに入ります。
文化祭のプリンセスは…あのステキな衣装を考えてくれたのは…桜田が吐いた…シーン。
ここでバーズ版には無かった描写が少し出てきました。
体育館で嘔吐したあと保健室で寝込むジュンに梅岡が励ますシーンです。
相変わらず梅岡は空回り。ジュンの傷は深まる一方。
回想が終わり思案に暮れる大ジュンに一本の電話が。
のり電話キタ━(゚∀゚)━!!! このOLのりもどうなってるのか気になるところです。


一日中落ち着きの無い大ジュンに咎めるような目で、
大ジュン(読者)の目をじっと見つめる真紅大写しシーン。
これはなかなかクるものが・・・。


新聞を読みたいとして大ジュンにあぐらをかかせ自分は膝の上に座り、
新聞をめくらせる真紅さん。お、真紅デレキター?
「この紙の束には今日起こったことが記録されているのね。
 なぜ人は出来事を文字に残すのかしら」
「そりゃあ・・・忘れていっちゃうからじゃないのか」
「それでもジュン、私が今貴方の膝に座っているという事実は変わらないわ」
と、いずれこの世界から消える自分のことで、大ジュンを勇気付けるようなシーン。


さて夜。
真紅が寝静まってから、この日もドール作りに励む大ジュン。
既に目を覚まし、真紅の鞄で寝ていたという事実に苛立ちを隠せない銀様は、
そんな大ジュンを見てしまい「面白いことになってきたわね・・・」と不敵な笑み。
銀様も鞄が無い中この世界で悠長にはしてられないはずで、
さらに面倒ごとが増えるのは真紅のみならず厄介だと思うのですが・・・?


と、そんな夜空を映した世界の扉をパタンと閉めるラプラスの魔。やっと登場です。
そんなラプラスが次に開けた扉はパソコンが散乱する部屋。
中では中ジュンが頑張っています。中ジュンもちゃんとした登場は初めてですな。
相変わらずラプラスは傍観者という立場のよう。
「こっちからのメールは届かないのに、向こうからの返信が一方的に来る」
という事態に不思議がる中ジュン。
やはりあのメールは中ジュンからのメールでは無かったと。
中ジュン「もしかしてコレって結構 ヤバくないか?」
という時点で第6話は終了です。


いやーまだ新ドールの登場はおあずけですねー。
翠星石登場なるか?と期待する一方で、
今までとは全く違うドールの登場も覚悟しないといけませんね。
あくまで「大ジュンだけのドール」ですので。
次回は10/23掲載予定。


そいでもって明日は新装版6巻の発売日!表紙は雛苺
そして2chで流れてたネタバレ画像によると、
ポストカードはやっとのやっとで銀様!!
6巻も2冊買うことになりますね。うひょー。